多世代が存分に自然を楽しめる広大な公園「鶴見緑地」。実際に行って使い方をレポートします!
「花博記念公園鶴見緑地」は、1972(昭和47)年に開園した公園。1990(平成2)年には「国際花と緑の博覧会」の会場となり、現在は、四季折々の草花と自然を満喫できる都市公園となっています。120万平米を超える広大な敷地は、「バーベキュー場」、「キャンプ場」、スポーツ施設などがあり、近隣住民はもちろん遠方からも多くの人々が訪れる人気の公園です。
今回はそんな多くの人が利用する「鶴見緑地」へ実際に行ってみて、さまざまな施設のご紹介とともに、どんな利用の仕方があるのかをチェックしていきたいと思います!
施設の建て替えなど公園の再生が進行中
2020(令和2)年には「鶴見緑地」のさらなる魅力アップのため、「鶴見緑地再生・魅力向上計画」が策定されました。計画では「自然と人間との共生」の実現のため、SDGsへの貢献も意識しながら、行政と民間が協力して取り組む方針が定められています。
現在は、「バーベキュー場」のリニューアルや運動場の人工芝化、「スターバックス コーヒー 大阪鶴見緑地公園店」のオープン、カフェ&レストラン「BOTANICAL HOUSE」の建て替え完了など新施設が続々と誕生。ほかにも、季節の花の観賞ガイドツアーやマルシェの開催、ナイトピクニックの開催、子ども自然体験教室など、注目のイベントも数多く計画・実施されています。さらにこの公園は、周辺企業と行政が連携するためのプラットフォームづくりやボランティア活動の場として、また、災害時の避難場所としての機能も果たしています。
休日には行列ができる
人気店!
養生された芝生は
ふかふか!
小さな子どもを連れたお出かけも大満足
とにかく遊び場の多い「鶴見緑地」は、小さな子どもとのお出かけにも最高の場所です。中央口から園内へ入ると、まず目に入るのは、中央通のメタセコイア並木道。青々と茂る春夏はもちろん、秋には紅葉の美しい姿を見ることができます。中央通の先にある「噴水広場」は、子どもたちに人気の水遊びスポット。
この日も子どもたちが、じゃぶじゃぶと噴水に入って遊んでいました。水遊びは「噴水広場」のほか、公園西側の「緑のせせらぎ」でも可能。「緑のせせらぎ」周辺には、乳幼児向けの遊具もたくさん用意されています。
じゃぶじゃぶ入って
水遊びができる
遊具もいっぱい!
幼児や小学生が楽しめるスポットも豊富
さまざまな年齢の子どもが楽しめる複合遊具も多数あります。北西駐車場にある「コメダ珈琲店 鶴見緑地公園店」でお腹をしっかり満たしたら、北西口から園内へ入ってすぐにある「子どもの森」へ。ここには、大型の複合遊具がいくつもあり、多くの親子が遊んでいました。
少し奥に入ると「つるみっこパーク」があります。ここも10種類の遊具が並ぶ広場で、緑の巨大な「ジャイアント・ドーム」はこのエリアのシンボル的な大型遊具です。
どのメニューも
ボリューム満点!
いろんな遊び方ができる!
「つるみっこパーク」を抜けると、その先には甲子園球場の約4倍の広さの芝生広場「大芝生」が広がっています。この芝生の広場では、シートを広げてのんびり過ごしたり、かけっこなどのびのび遊んだり、週末を中心に開催されるイベントに参加したりと、さまざまな楽しみ方ができます。
「つるみっこパーク」と「大芝生」の間には、水辺スポットの「緑のせせらぎ」があり、夏には水遊びもできます。周りの雑木林には、クヌギやコナラ、アラカシなどドングリの実がなる木もあるので、秋にはいろんなドングリ拾いを楽しむのも良さそうです。
イベントも頻繁に開催!
水もキレイ!
友人とともに「鶴見緑地」で休日を満喫
そのほか「鶴見緑地」には、サッカーやフットサルができる球技場や、テニスコート、体育館などの施設も整備されています。仲間と施設を貸し切ってスポーツを楽しめるほか、スポーツクラブの試合などで使うことも可能です。
また、園内には、3カ所のバーベキュー場もあります。機材レンタルや食材販売もされているので、手ぶらで気軽にバーベキューができます。さらにキャンプ場では、2泊までのキャンプが可能。日中は青空の下で遊んで、夜は満天の星空を眺めるなど豊かな自然を満喫できます。
コートは全部で12面
家族や仲間とワイワイ!
落ち着いた休日を過ごしたい方は…
園内東側に広がる「山のエリア」は、「国際花と緑の博覧会」開催時の面影が強く残るエリアです。当時造られた「日本庭園」や「国際庭園」は今も美しく整備されていて、人気のスポットとなっています。また、春と秋に約400品種のバラが色とりどりに咲き誇る「バラ園」や、四季折々の花が丘を染め分ける「風車の丘」、里山や田園風景ののどかな風景を再現した「自然体験観察園」も見逃せません。
そして、園内南側にある「咲くやこの花館」も必見です。約5,500種15,000株の植物を展示する日本最大級の温室植物園で、熱帯のガジュマルやハイビスカス、高山植物のヒマラヤの青いケシなど多種多様な植物に出会えます。植物の関連イベントも頻繁に開催されています。
人気の写真スポット!
珍しい植物も多数!
120万平米超の公園を縦横無尽に散策!
園内を散策するなら、「山のエリア」にある標高39mの大阪市最高峰の人工の山「鶴見新山」へ。自然を楽しみながら登り、頂上からは大阪平野も一望できます。また、2.25kmの「ジョギング・ウォーキングコース」では、変化に富んだ自然を眺めながら、心地よく汗を流せます。「鶴見緑地」内ではレンタサイクルの「HUBchari」も利用できるので、自転車での散策もおすすめです。広い園内を無理なく楽しむなら、園内の主要スポットをめぐる無料周遊バスが30分間隔で運行されているのでぜひ利用しましょう。
園内には休憩スポットも点在。中央第1駐車場内の「スターバックス コーヒー 大阪鶴見緑地公園店」や、大池のほとりにあるカフェ&レストラン「BOTANICAL HOUSE」などは、2023(令和5)年にオープンした新しいお店です。また、遊び疲れた体を癒す天然温泉「鶴見緑地湯元 水春」もあります。
木立の中を快走!
テラス席はペットOK!
趣味や習い事を楽しむ施設も充実
ほかにも、乗馬体験や馬とのふれあいが楽しめる「乗馬苑」、芝生のコースをのんびりまわる「パークゴルフ場」、ウォータースライダーもある「鶴見緑地 プール」などは、子どもからお年寄りまで遊べる施設がまだまだあります。
また、「鶴見スポーツセンター」や「B-fit スポーツクラブ鶴見緑地」では、バドミントン、ボクシングフィットネス、ピラティス、バスケットボール、マシントレーニングなど、子ども向け・大人向けのさまざまなレッスンやスクールも開講されています。
ポニーライドもできる!
冬でもプールを
満喫できる!
広大な敷地に、さまざまな施設がそろう「鶴見緑地」。新施設も続々と誕生し、ますます子どもから大人まで、多世代にとって魅力あるスポットとなっています。
発見ポイント!
- (1)広大な公園で、自然を楽しみながら、のんびり過ごせる
- (2)子ども向けの複合遊具もたくさんあるから、一日中飽きずに遊べる!
- (3)園内には魅力的なカフェやレストランも続々オープン!
多世代が存分に自然を楽しめる広大な公園「鶴見緑地」。実際に行って使い方をレポートします!
所在地:大阪府大阪市旭区