「大阪上本町」駅周辺の1,300億円規模再開発情報を総まとめ!進化する上本町エリアの魅力
上本町エリアでは、現在、大規模な再開発プロジェクトが進行中です。すでにバスターミナルのリニューアル工事が完了しており、今後は「近鉄百貨店上本町店」の建て替えや「シェラトン都ホテル大阪」のリニューアルが予定されています。街全体の利便性が向上し、今後ますます注目を集めることが予想される上本町エリアの最新情報をレポートします。

「大阪上本町」駅周辺のターミナル事業と1300億円規模の再開発計画
大阪・上本町は、近鉄電車の創業の地であり、近鉄グループにとって歴史的に重要な拠点です。現在、上本町では「大阪上本町」駅とその周辺を一体的に整備・再開発する「上本町ターミナル事業」が進行しています。このプロジェクトの総投資額は1,300億円規模に上り、「あべのハルカス」の開発費用を超えるとも言われるほど巨大な開発となる見込みです。
この再開発がめざすのは、単なるビルの建て替えではありません。次世代型の交通ターミナル、宿泊施設、エンターテイメント施設などを整備し、新たな交通・観光の拠点として進化させることがコンセプトなのです。
本プロジェクトは、近鉄グループの経営計画において「万博・IR関連事業」「伊勢志摩地域の活性化事業」と並ぶ「新3大プロジェクト」の一つに位置づけられており、グループの総力を挙げた一大事業となっています。
大阪線と奈良線が通ります

「上本町六丁目ビル」建設や「近鉄百貨店」と「シェラトン都ホテル大阪」の刷新
刷新が計画されている施設の中で、トップバッターは千日前通に面した「(仮称)上本町六丁目ビル」です。現在、建設が進められており、竣工は2027(令和9)年2月を予定しています。このビルは地上12階建てで、オフィス・商業複合施設です。かつて地元で親しまれた名店「中国料理 百楽」も、このビルで復活を遂げると注目されています。上本町エリアにおける大規模な新築オフィスビルの供給は、2010(平成22)年開業の「上本町YUFURA」以来長らくなく、本ビルはビジネス拠点としても希少性が高く、企業の移転ニーズを集める注目物件となっています。
さらに、2030(令和12)年以降には、「近鉄百貨店上本町店」の建て替えと、「シェラトン都ホテル大阪」の全面リニューアルが予定されています。また、「近鉄百貨店上本町店」のすぐ南側には、ファッションや飲食店のほか、「新歌舞伎座」も入る「上本町YUFURA」があり、この一角で宿泊、ショッピング、エンターテイメントのすべてを楽しめる「次世代型複合都市」となる計画です。

地下1・2階には
グルメが充実
「大阪上本町」駅バスターミナル直結化やなにわ筋線による空港へのアクセス向上
上本町エリアには、近鉄の大阪線と奈良線が通る「大阪上本町」駅があるほか、Osaka Metroの谷町線と千日前線の「谷町九丁目」駅も地下でつながっており、高い交通利便性を誇ります。
「大阪上本町」駅では、利便性向上のため、駅のホームとバスターミナルを直通通路で最短距離で結ぶ整備が行われ、2025(令和7)年3月から利用が開始されています。これにより、鉄道とバスの乗り換えがよりスムーズになり、「関西国際空港」や「大阪国際空港(伊丹空港)」へのアクセスが快適になりました。
さらに、2031(令和13)年には、JR「大阪」駅と、JR「難波」駅・南海本線「新今宮」駅を結ぶなにわ筋線が開業の予定です。近鉄の「大阪上本町」駅から「大阪難波」駅へはわずか2駅で、なにわ筋線に乗り換えることで、梅田へのアクセスや、JR京都線・神戸線への乗り継ぎ、「新大阪」駅からの新幹線利用がより便利になることが期待されています。特に、これまで乗り換えが必要だった「関西国際空港」へも特急などを通じてダイレクトにアクセスできる可能性が高まり、国内外のグローバルなビジネス・観光需要をさらに取り込むことが期待されています。
空港リムジンが
発着していて便利

上本町エリアと「あべのハルカス」がある阿倍野エリア連携による、大阪の南北都市軸形成
「上本町ターミナル事業」では、上本町エリアと阿倍野エリアを連携させた街づくりが進められています。教育環境が整った居住の場として人気の上本町エリアと、商業都市として活気のある阿倍野エリアをともに発展させることで、両エリアの魅力が一層高まると考えられています。この2つのエリアが相互に補完し合うことで、梅田周辺の洗練されたオフィスや商業施設が立ち並ぶキタや、難波・心斎橋周辺の賑やかな繁華街ミナミと並ぶ、「大阪第3の核」として存在感を強めていく計画です。

「あべのハルカス」では
アートも楽しめます
「上町台地」の強固な地盤と「シェラトン都ホテル大阪」の防災都市構築
上本町は、古くからの強固な地盤である「上町台地」の高台に位置し、大阪市内でも比較的災害リスクが低いエリアです。そこに、駅周辺のバリアフリー化や帰宅困難者支援機能が新たに加わりました。
「大阪上本町」駅では、大阪線3号線が廃止され、その跡地にバスターミナルへ向かう通路が整備されました。新設通路とホームとの間に新たに改札口が設けられ、「シェラトン都ホテル大阪」の正面玄関付近にも新設通路の出入口が設置されました。この整備では、鉄道・バス情報の案内機能や待合スペース、トイレ、エスカレーター、バリアフリー対応のエレベーターも設置され、快適な環境が完成しています。
「シェラトン都ホテル大阪」は、災害時に帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設として指定されました。もともと災害リスクの低い上本町に、再開発によるインフラ整備が行われ、防災面の安心感と日常の暮らしの快適さが大いに向上しました。
ホームとバスターミナルを
つなぎます
ホテルメイドのスイーツは
テイクアウトもOK
「うえほんまちハイハイタウン」の今後と、2030年以降の大阪上本町の将来性と資産価値
再開発が進む上本町は、これまでの「伝統的な文教エリア」としての価値に、「次世代型複合都市」という新たな価値を加え、大きな進化を遂げようとしています。「うえほんまちハイハイタウン」についても、将来的な建て替えや再整備に向けた検討が進められているようです。
再開発の概要は、2028(令和10)年度末までに改めてまとめられる予定であり、2030年代に向けて、上本町エリアの魅力はますます高まると期待されています。
飲食店がぎっしり
入っています

「大阪上本町駅」周辺の再開発は、「近鉄百貨店上本町店」や「シェラトン都ホテル大阪」の刷新などを含む、総額1,300億円規模の歴史的なプロジェクトです。バスターミナルの直結化や上本町六丁目ビルの建設が着々と進む中、なにわ筋線の開業も控え、交通・商業・防災のあらゆる面で街の利便性は飛躍的に高まるでしょう。
古くからの文教エリアとしての落ち着きと、次世代ターミナル機能が融合する上本町エリアは、居住地としてもビジネス拠点としても、今後大阪の新たな中核としてさらなる発展が期待されます。
発見ポイント!

- (1)交通ターミナルが整備され、観光・ビジネスの新たな拠点に
- (2)百貨店とホテルが刷新され、ショッピングとエンタメが融合する都市へ
- (3)近鉄とOsaka Metroが交差する交通のハブとして、各地への移動が便利に
