城東区関目エリアの子育て環境をデータで検証してみました!

2015(平成27)年4月に全国の自治体で始まった「子ども・子育て支援新制度」を受け、大阪市でも子育て支援に力を入れて取り組んでいます。さらに、城東区では独自の取り組みを実施し、子育て環境がぐんぐんと向上。今回は、大阪市城東区を取り巻く現状と、子育て環境改善の具体的な施策など調べてみましたのでご紹介します。

子どもが多く住む街、城東区

城東区の15歳未満の人口は20,283人、これは平野区に次いで、大阪市内で2番目に多い人口となっています。また、全体人口に対する15歳未満の人口の割合を見てみると、12.0%を超える区は全体で5区あり、城東区は鶴見区、天王寺区、阿倍野区に次いで4番目、12.2%となっています。城東区では大阪市内でも子どもが多い地域だということがわかります。

子どもたちが安全に暮らせる街の整備

大阪市では、交通事故のない安全な街を目指して、1980(昭和55)年から、人と車が安全に共存できるようにと「ゆずり葉の道(コミュニティ道路)」の整備を進めています。車道は、不要な車が入ってこないようにしたり、車が入って来てもスピードを出せないように道をジグザク状に変化させたりしています。

その一方で、歩道はゆったりと広さを確保したりカラーブロックで舗装したりなどして、快適に歩けるような工夫が施されています。さらに、歩道にはベンチや照明灯などが設置され、安全かつコミュニティが生まれる空間への配慮も。城東区関目地区でも「ゆずり葉の道」の整備が行われており、新しい集合住宅の街のデザインにも「ゆずり葉ゾーン」の取り組みが活かされています。

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保育園の新設で待機児童減少

城東区では2018(平成30)年度に新たに2園の保育園が開園したこともあり、2017(平成29)年4月1時点で55名だった待機児童数が2018(平成30)年4月1時点で14名にまで減少しました。また、新規利用申し込み972名に対し、実際に利用する児童が842名であることから、特定保育所を希望するなど待機児童から除外する者を除いた最終的な倍率は1.15。大阪市の平均的な倍率は1.20であることから、城東区は比較的低い入所倍率となっています。

また、2018(平成30)年5月に「城東よつば保育園」が、2018(平成30)年7月に「城東ゆめの樹保育園」が開園。2019(令和元)年6月には「関目中央保育園」も開園し、入所可能人数が大幅に増えました。

病児保育施設の拡大

2018(平成30)年4月1日現在、大阪市内には16の病児保育施設があります。2016(平成28)年以降だけでも9施設が新たに開設、大阪市では急速に病児保育施設が充実してきています。城東区関目でも2018(平成30)年3月、「福田クリニック」の小児科に「病児保育室もりの風」が開設されました。木の玩具や絵本が置かれた明るい室内で、保育士、看護師、小児科専門医が見守ってくれます。インフルエンザなど感染する病気も、入院を必要としない程度の病状であれば隔離室で預かってくれます。生後6カ月から小学校6年生まで対応、平日は夕方5時まで、土曜日は午後1時まで預けられます。

また、近くの旭区にある「中野こども病院」にも「アリス病児保育室」があります。こちらは土曜日も含め夕方5時まで、朝申請しておけば夕方6時までの延長保育も可能です。また、「中野こども病院」は、24時間365日の救急受入を実施している病院なので、子どもの突然の変化にも対応できて安心です。

関目病院
関目病院

ちなみに、城東区には産科を有する大きな病院「済生会野江病院」もあります。妊婦は医師以外にも助産師の健診を受けることができたり、出産後早期に母親と子どもが接触するカンガルーケアや出産後の母乳外来など、妊婦にとって安心できるきめ細やかな対応を行っています。小児科も有するほか周産期センター等とも連携しており、出産前後の対応は万全です。

家庭での子育てをサポート

大阪市では家庭や地域での子育てをサポートするために、各区に「子ども・子育てプラザ」が設置されています。城東区では、大阪シティバス「新喜多大橋」バス停近くにあり、3フロアにゲームやおもちゃや本のある図書室、ブロックアスレチックなどの大型遊具のある幼児室、さらには娯楽室や遊戯室といった部屋がそろっています。毎週金曜日には乳幼児対象のミニイベントを、毎月土曜日には5歳以上の幼児とその保護者や小学生を対象に「おはなし会」を開催しています。

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また、各小学校区で民生委員協議会が中心となって活動する「子育てサロン」も、城東区には16か所にあります。関目地区では、「関目第2福祉会館」を主な活動場所とする「わんぱく356」が活動しています。毎月第2・第4の金曜日、朝10時30分から11時30分までの1時間、季節の行事や手遊び、折り紙、世代間交流などを楽しんでいます。

子育てに関する手厚い助成

大阪市での子育てに関する助成金などについてもご紹介します。大阪市では2016(平成28)年4月から5歳児の幼児教育費が無償化されました。これにより、幼稚園の保育料は全額、保育所の保育料は教育費相当分となる約半額が無料となりました。そしてさらに翌年の2017(平成29)年4月には、4歳児まで拡大されたうえ、一定の条件を満たす認可外保育施設へも対象が広げられました。教育費相当分に限りますが、世帯の所得等に関係なく利用者の負担額を給付してくれるので、子育てにかかる費用が大幅に軽減されたと言えるでしょう。

これまで15歳までが対象であった「こども医療費助成」も、2017(平成29)年11月の診療分からは18歳まで年齢が引き上げらました。これは政令指定都市では初。12~18歳までの子どもは所得制限がありますが、これまでと同様0~12歳までの子どもは所得制限なく助成が受けられます。

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若い世代の住宅購入には「分譲住宅購入融資利子補給制度」も嬉しい制度です。大阪市では多くの子育て世代に定住してもらおうと、新婚世帯や小学生6年生以下の子どもがいる子育て世帯が市内の分譲マンションや戸建て住宅、タウンハウス等を購入した場合、住宅ローンの利子を補給してくれます。利子の年0.5%以内で最大10万円の補給を5年間、つまり、最大50万円の補給を得ることができます。

子どもや家庭のことを考えた制度&仕組み改革

大阪市や城東区では、子育てに関する施設の増設や助成の拡大が、ここ数年、急ピッチで進んでいることがわかりました。それ以外にサービス面においても、改善はたくさん行われています。

城東区では2015(平成17)年4月の入学者から、市立の小中学校に入学する際に、定められた学校以外の学校にも入学することができる選択制を導入しています。小学校では隣接する通学区域の学校を、中学校では区内全ての学校を希望できます。また、小中一貫校は市内4校のいずれにも入学を希望することができます。

また、2011(平成23)年の市長からの働きかけにより、大阪市では中学校での給食について検討してきました。その結果として2019年度の2学期までに、大阪市内の全中学校において学校調理方式での給食が提供される予定となっています。城東区でも学校調理方式での給食が実施されるまでの期間、デリバリー方式の給食か家庭からお弁当を持ってくるかを自由に選択することができます。

「大阪市立菫中学校」
「大阪市立菫中学校」

さらに大阪市内の小学校では、子どもたちが平日の放課後や土曜日、長期休業期間などに活動できる場所として「いきいき」活動室を設置しています。該当する学校区に住む小学生なら誰でも参加することができ、「大阪市立関目小学校」でも、異年齢の子どもたちが集まって様々な遊びや体験をしています。

「大阪市立関目小学校」
「大阪市立関目小学校」

なお、城東区では2011(平成23)年12月より、子育て支援施設などでの行事や予防接種の日程など、携帯電話用メールマガジンで配信するサービスも行っています。子育てに関するさまざまな情報を得ることができるので、ぜひ、登録して活用してみてください。

ざっと以上にご紹介しただけでも、城東区の子育てライフはかなり改善されてきており、今後もさらに良くなることが期待されます。これから子育てをしようとするファミリーにはとってもおすすめの街です。