再開発で進化する「枚方市」駅周辺の豊かな文化を楽しめる、枚方市岡南町の住環境レポート
大阪府枚方(ひらかた)市岡南町は、京阪本線「枚方市」駅から徒歩数分の距離に位置する、アクセスが非常に便利なエリア。「枚方市」駅周辺は近年大規模な再開発が進み、「ステーションヒル枚方」など新しい施設が次々とオープンし、街の雰囲気が一新されています。さらに、大阪と京都を結ぶ交通の要衝として、通勤・通学に非常に便利な立地でありながら、周囲には公園や旧街道沿いのカフェなど、落ち着いた住環境が広がっています。
今回はそんな枚方市岡南町へ実際に足を運び、この周辺で実現できる暮らしぶりを調査してきました!
大阪と京都を結ぶ交通の要衝、枚方市
枚方市岡南町からの最寄り駅となるのが京阪本線「枚方市」駅。「枚方市」駅は快適な乗り心地で人気の有料特急「プレミアムカー」が利用できる特急停車駅でもあります。特急に乗車すれば、「枚方市」駅から大阪のオフィス街「淀屋橋」駅まで約20分で行くことができ、通勤・通学にも非常に便利な立地です。さらに京都市内の「出町柳」駅にも約25分で行くことができるため、休日の選択肢も豊富でしょう。
また枚方市内は東西の交通の基幹となる国道1号線が通り、「交野」I.C.を利用すれば、第二京阪道路へも短時間でアクセスできます。ビジネスだけでなく、日常生活や観光にも利便性の高いエリアです。
さらに枚方市内を通過する「新名神高速道路」の建設工事も進んでおり、名古屋・東京方面、岡山・広島方面へのアクセスも一段と向上することになります。すでに新名神高速道路の沿道では物流拠点の構築や、アウトレットモールの建設など様々な開発計画も発表されており、枚方市岡南町はより利便性の高いエリアとなることが期待されています。
「淀屋橋」駅まで
約20分
枚方市は東海道五十六番目の宿場町「枚方宿」
実は、枚方は江戸時代からも交通の要衝として知られた街でもありました。江戸と京都を結ぶ東海道五十三次は有名ですが、東海道を延長し京都から大坂(当時の名称)を結ぶ陸路として淀川沿いに設けられた街道に、宿場街としてつくられたのが「枚方宿」でした。京都から大阪までの街道には五十四次の「伏見」、五十五次の「淀」、五十六次の「枚方」、五十七次の「守口」が設けられ、終点が大阪「京橋」だったのです。「枚方宿」は淀川の港町・商人の町としてにぎわい、三十石船に乗って枚方宿にやってくる旅人に「餅くらわんか、酒くらわんか」と酒肴を茶碗で売る「くらわんか船」が名物でした。
その名残が現在の「枚方宿くらわんか五六市」として、毎月のイベントとして枚方市に息づいています。街並みの景観保護が行われている旧街道沿いを使い、毎月第2日曜日に行われる「枚方宿くらわんか五六市」は、地元の人々だけでなく各地からの人々でにぎわっています。「五六市」の名前は、五十六番目の宿場町に由来しています。
毎月開催される
「枚方宿くらわんか五六市」
江戸時代創業の「塩熊」
再開発で変貌を遂げる「枚方市」駅に誕生した「ステーションヒル枚方」
「枚方市」駅周辺の街並は市街地再開発事業によって、ここ数年で大きく変貌しています。
3つに分けられた再開発工区のうちの第3工区に、駅と一体化した複合業施設として開発されたのが「ステーションヒル枚方」です。2棟の高層建築を中心とした施設には最上階に露天風呂を備えた「カンデオホテルズ大阪枚方」のほか、賃貸マンションやオフィス、公共施設が入居。2024(令和6)年9月には駅舎や高架下の施設と一体となった商業施設「枚方モール」がオープンしました。「枚方モール」には関西初出店となる屋内アスレチック施設「トンデミ枚方」などもあり、多世代が楽しめる施設となっています。
また、「ステーションヒル枚方」の5階には市民窓口センターなどの行政施設が開設されました。こちらの階に開設された「枚方市立生涯学習センター」と「枚方市立市駅前図書館」は併せて「KINI NARU(キニナル)」というネーミングがされ、市民の憩いの場にもなっています。ここでは、「おやこどくしょ会」や「工作ワークショップ」「ベビーヨガ」などちょっと“気になる”イベントが開催されているようです。
第1工区として建設が進められているのが商業施設「Hirakata Woven(ヒラカタウーヴン)」です。「Woven」は「織られた」という意味があり、その名称には「多彩なシーンが織り重なる」という思いが込められています。その隣、第2工区では大阪府住宅供給公社のマンションが完成し、低層階にはクリニックモール、建物前には広場の整備が進められています。
徐々に開業!
「枚方市」駅西側は豊富な医療資源をもつ「健康医療都市ひらかた」の顔
「枚方市」駅の西側は、関西医科大学のキャンパスと附属病院などからなる近代的な建築物が立ち並ぶエリアです。2006(平成18)年に開業した「関西医科大学附属病院」は、がん診療連携拠点病院や大阪府災害拠点病院、大阪府の災害派遣医療チームの大阪DMATなどの指定を受けている総合病院。隣接地には関西医科大学枚方校舎も開設され、「健康医療都市ひらかた」を象徴するエリアとなっています。
枚方市では、市内にある5つの公的病院や3つの医系大学など、健康と医療に関わる社会資源を最大限活用し、市民の健康増進や地域医療のさらなる充実を目指すため、「健康医療都市ひらかたコンソーシアム(共同事業体)」が設立されています。周辺の自治体を含めて比較しても、「枚方市」駅周辺の医療施設の充実ぶりは群を抜いています。
また、2021(令和3)年に新たな文化の発信拠点として誕生した「枚方市総合文化芸術センター」には最大1,468席の「関西医大 大ホール」や「ひらしんイベントホール」などが設けられています。クラシックからポップスまでさまざまなコンサートやイベントが開催され市民の憩いの場となっています。
ホールは市民の利用を募集中!
スタイリッシュな建築
おしゃれなお店が増える「枚方市」駅周辺
「枚方市」駅とデッキで結ばれている近代的な建物が生活提案型デパートメント「枚方T-SITE」です。枚方市は全国展開する「TSUTAYA」の創業地でもあり、「枚方T-SITE」館内には蔦屋書店を核として、レストランやアパレル、コスメなどの“地元密着型”のおしゃれなテナントを集積しています。
一方で京阪本線の線路北側、枚方宿があった旧街道沿いを歩いてみると、和の趣を活かしたカフェやイベントスペースなども点在しています。「枚方市」駅からもすぐの「YORKIE COFFEE」や、絵本カフェ「cocoru」など人気のお店もたくさん。さらに旧街道を歩いて行くと、「ひらパー」の愛称で関西の方にはおなじみの「ひらかたパーク」の最寄り駅となる「枚方公園」駅にたどり着きます。いずれも岡南町からは徒歩圏にあり、「枚方市」駅の周辺はさまざまな楽しみ方ができる街といえます。
新たな生活スタイルを提案
解放感のあるカフェ
住民同士が心を通わせるイベントも多数あり、安心して暮らせる枚方市岡南町
「枚方市」駅の東側には「枚方市役所」があり、その間には「ニッペパーク岡東中央」が設けられています。「枚方市」駅ともペデストリアンデッキで結ばれており、公園ではシーズンにあわせたイベントも行われています。この3月には「枚方蚤の市」が開催され、全国各地から集まった出店者と、たくさんのお客様とでにぎわっていました。前述の「くらわんか五六市」も市民参加型のマルシェのようなイベントです。枚方には市民自らがイベントに積極的に参加し、心を通わせながら楽しむ文化が根付いているようでした。
また枚方市では防犯対策にも力を入れており、合計1,000台以上の街頭防犯カメラを設置しています。「枚方市役所」前の交差点にも頭上に設けられた防犯カメラが確認できました。枚方市岡南町周辺は夜間でも人通りが多く、安心して暮らせるエリアと言えそうです。
人気のイベント
安心の防犯体制
再開発によって「ステーションヒル枚方」や「枚方T-SITE」など最新のショッピング施設が誕生する一方、江戸時代から続く旧街道の街並や公園など身近な環境を活かして、さまざまなイベントが定期的に開催されている枚方市。古くからの歴史と未来への可能性を感じる枚方市で、特に岡南町は利便性と優れた住環境とのバランスがとれた街として発展していくことが期待されます。
発見ポイント!
- (1)交通アクセスが良好で、大阪や京都への通勤が便利な立地
- (2)再開発が進む「枚方市」駅周辺は新しい商業施設やホテルが増え、街の魅力が向上中
- (3)歴史ある街並みや地元のイベントが、地域コミュニティの絆を深めている
再開発で進化する「枚方市」駅周辺の豊かな文化を楽しめる、枚方市岡南町の住環境レポート
所在地:大阪府枚方市