話題の再開発で大変貌!?大阪府枚方市が子育て世代に選ばれる理由と豊かな暮らしの魅力

自然と都市機能が調和する枚方市の魅力

大阪府東部に位置する枚方市は、西に淀川、東に生駒山系の緑豊かな山々を有し、自然環境と都市機能が調和した都市である。約40万人が暮らす市域は、国道1号が中央部を縦断し、西部には京阪電鉄、東部にはJR学研都市線が走り、交通アクセスに優れる。市内には5つの大学が集積する学術拠点として発展を続けている。

特に子育て世代から選ばれる傾向が顕著であり、若年夫婦世帯の転入超過が10年以上続くなど、大阪府内でも注目される居住地となっている。平安時代の貴族の遊猟地、江戸時代の京街道の宿場町という歴史を持ち、1947（昭和22）年の市制施行以降は住宅都市として発展してきた。現在は「学園都市」を目指す方針のもと、豊かな自然と歴史的資源を活かし、次世代に向けた持続可能なまちづくりに取り組んでいる。

文化芸術の充実で、枚方市民の満足度が大幅アップ

2024（令和6）年度の枚方市市民意識調査によると、「住みよいまち」「住み続けたい」「愛着がある」「友人・知人におすすめしたい」の全ての項目において、前年度より肯定的な回答が増加した。また、2023（令和5）年度比較で満足度が最も向上したのは「文化芸術に親しめる」で、13.3ポイントもの上昇であった。

これらの結果には、後述する駅前周辺の再開発による利便性向上など、街の進化がポジティブに影響していると推測される。

「共働き子育てしやすい街ランキング」で関西3位に選出された枚方市

枚方市は子育て世代に選ばれる街としても評価が高い。「共働き子育てしやすい街ランキング」（2024（令和6）年）では関西3位に選出され、若年夫婦世帯の転入超過は11年連続である。その魅力は各種支援の手厚さにある。経済面では、第2子以降の保育料・副食費（所得・年齢制限なし）や市立小学校の給食が無償化されている。さらに、市内の全公立保育施設では、おむつ・おしり拭きのサブスクリプションサービス（定額で各園常備品が利用可能）を導入するなど、通園時の負担軽減を図る工夫のある施策が展開されている。

また、子ども・若者の医療費助成は、通院が18歳まで、入院が22歳まで所得制限なく対象であることも、大きな安心材料。加えて、夫婦ペアでの不妊症検査費用も最大5万円助成される。

さらに教育面では、小中学生に1人1台iPadが配備され、「デジタル大臣賞」を受賞した先進的なICT教育が推進されている。市内には無料の地域子育て支援拠点「おやこの広場」が13カ所設置されており、親子交流や育児相談が気軽にできる環境だ。

広域都市圏の中心へ、「枚方市」駅周辺の再開発

枚方市の都市計画マスタープランにおいて、市域は7つの地域に区分されている。再開発で進化する「枚方市」駅周辺は「南西部地域」に含まれ、広域都市圏の中心的な機能を担う商業・業務・医療などの多様な都市機能を集積させる方針が示されているエリアだ。

枚方市駅周辺再開発プロジェクト（枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業）では、2024（令和6）年5月31日に駅と一体となる複合施設「ステーションヒル枚方」が竣工し、駅前広場の拡張工事も進行している。

「枚方市」駅周辺再開発の恩恵を受ける、岡南町の暮らしやすさ

枚方市岡南町は、京阪本線「枚方市」駅から徒歩数分に位置するエリア。駅周辺の大規模な再開発が進み、「ステーションヒル枚方」をはじめとする新施設が次々と誕生した。駅から徒歩圏内の岡南町は、この再開発による利便性向上の影響を色濃く受けている地域だ。

日常的に利用できる駅周辺施設も充実している。駅直結の「ステーションヒル枚方」には商業施設「枚方モール」や行政窓口、図書館などが入る。また、生活提案型デパート「枚方T-SITE」、関西医科大学附属病院、枚方市総合文化芸術センター、市役所、公園なども身近にそろい、利便性の高い生活環境が整っている。こうした充実した都市機能と暮らしやすさが融合し、豊かな毎日が実現できる環境と言えるだろう。

話題の再開発で大変貌!?大阪府枚方市が子育て世代に選ばれる理由と豊かな暮らしの魅力
所在地：大阪府枚方市