スペシャルインタビュー

自立できる中学生の育成のために質の高い教育に取り組む「吹田市立青山台中学校」

お話してくださった開 康壽(ひらき やすとし)校長先生
お話してくださった開 康壽(ひらき やすとし)校長先生

「こんにちは!」「こんにちは!」校長先生と生徒たちの交わす挨拶が広大な校内に響き渡る。ここは阪急千里線「北千里」駅からほど近く、自然豊かな環境を有する千里青山台にある「吹田市立青山台中学校」。春になるとたくさんの桜が咲き誇り、秋には紅葉で色を染めることでも有名です。今回、この「吹田市立青山台中学校」の開康壽(ひらき やすとし)校長先生から同校の教育の特徴や施設の概要などを伺いました。

吹田市立青山台中学校の校門
吹田市立青山台中学校の校門

1994年4月に植樹したセンベルセコイヤ。同校のシンボルツリー。
1994年4月に植樹したセンベルセコイヤ。同校のシンボルツリー。

――まずは貴校の概要を教えてください。

開校長先生:1964(昭和39)年4月に創立した学校で、かつては各学年に10クラス以上を誇る大規模校でしたが、現在は各学年3クラスで支援学級3クラスを含めて全12クラスとなっています。全校生徒を合わせても約300名ですが、生徒数が少ないことで、目の行き届いた質の高い教育が展開できていると感じています。

――校長先生はいつ赴任して来られたのですか?

開校長先生:2019(平成31)年4月に赴任してきたばかりの新人の校長です。それまでは となりの箕面市と吹田市での教師経験を経て、4年間の教頭を務め、こちらに赴任して来ました。赴任した当初は落ち着いて学習に取り組む生徒たちの姿を見て、教育に関して意識が高い生徒が多い学校だというのが正直な印象でした。

広大なグラウンド
広大なグラウンド

6つのバスケットゴールを有するサブグラウンド
6つのバスケットゴールを有するサブグラウンド

――中学校教育に長く関わって来られた校長先生が考える中学校教育のあり方について教えてください。

開校長先生:中学生時代に伸ばすべき能力のひとつとして、コミュニケーション能力があると思います。授業においても、教師と生徒とのやりとりを増やしたり、隣の生徒と話し合う機会を作ったり、5~6人のグループでディスカッションさせたり、多様性を学びつつ、コミュニケーション能力を高める授業を展開しています。

――貴校での教育についての特徴を教えてください。

開校長先生:教育目標標として『将来を自分らしく立派に生きていく大人としての中学生の育成』 を掲げ、特にSDGsを念頭に置いた広い視野を持つ自立した生徒の育成に努めています。たとえば、2年生の学習の中にSDGsを標榜する架空の会社に就職した時に、SDGsを実現するための企画の発表会を設けたり、またそのような会社に入社するための面接機会を作ったりしています。実は、高校入試の面接試験を見越した機会でもあるのです。さらに、当校は発表にも力を入れており、生活の中で感じていることや身近な問題をテーマとして意見や取り組みを発表する「中学生の主張大会」の代表者を決める時も、2年生の各クラスでスピーチを行い、選抜された生徒を学校の代表として送り出しています。

桜の木が立ち並ぶ
桜の木が立ち並ぶ

学校前の道路はきれいに整備
学校前の道路はきれいに整備

――設備の特徴についても教えてください。

開校長先生:一番の特徴は敷地の広さです。おそらく通常の中学校の2倍はあると思います。グラウンド以外にも広々とした自然豊かな空間があり、生徒の憩いの場になっています。

――教育の質を上げるために行っていることを教えてください。

開校長先生:約3週間、教師同士がお互いの授業を見学しあい、アドバイスをしあいながら、授業の質を高める取り組みを毎年行っています。さらに先生同士のコミュニケーション頻度を高められるように努めています。

生徒たちとのコミュニケーション
生徒たちとのコミュニケーション

――校長先生が日頃から心がけていることを教えてください。

開校長先生:「指示」「指導」「指摘」「叱責」といった4つの“し”以外の子どもとのコミュニケーションを大切にしています。先生が大人目線で子どもと接するとこの4つの「し」を中心としたコミュニケーションになりがちです。だから、普段から「おはよう」、「よう!」といった声かけを積極的に行っています。そうすることで、いざという時にちゃんと大人と接することができる子どもが増え、それが自立につながると考えています。

――地域との関わり合いがあれば教えてください。

開校長先生:着任以来地域の方との関わりが深くなるように進めています。たとえば、地域の小学生を呼んで、サッカー部の顧問が一緒に指導したり、陸上部の顧問が早く走れるコツを陸上部員を使って小学生に伝えたりしています。

白を基調とした清潔感のある廊下
白を基調とした清潔感のある廊下

――PTAとの関わりについて教えてください。

開校長先生:PTAが中心となって、学期ごとに「PTA新聞」という校内新聞を発刊しています。毎年1学期は先生の紹介で、私も取材していただきました。あと、PTAの皆さんが生徒と一緒に花壇の植え替えをしてくださっています。

千里北公園
千里北公園

――それでは最後に、先生が感じる吹田市の街の魅力を教えてください。

開校長先生:当校がある青山台は阪急千里線の始発終着駅である「北千里」駅に近く、大阪の市街地に容易に出やすい利便性の良い環境です。さらに買い物施設が充実しているだけでなく、自然豊かな環境が点在していて、とても住環境として優れていると思います。ちなみに、私が一番好きな場所は「千里北公園」です。野外活動センターがありキャンプもできるんです。この校区に住んでいる子どもは身近に自然体験ができるので、本当に素晴らしい環境だと思います。

開 康壽(ひらき やすとし)校長先生
開 康壽(ひらき やすとし)校長先生

吹田市立青山台中学校

開 康壽(ひらき やすとし)校長先生
所在地 :大阪府吹田市青山台4-2-1
電話番号:06-6872-0309
URL: http://www2.suita.ed.jp/school/jhs/16-aoyama/
※この情報は2020(令和2)年11月時点のものです。