スペシャルコラム

ますます良くなる暮らし!「天王寺区将来ビジョン」“5つの柱”の実現に向けた取り組み

天王寺区では、安全・安心で「住んでよかった」と思える天王寺区を目指して、将来ビジョンを掲げている。2017(平成29)年度からの5年の間に実現することとして掲げられたのが「みんなの『思い』が区政に反映されているまち」「未来を担う人材が育成されているまち」「『命を守る政策』がしっかりと進められているまち」「歴史的・文化的資産を活かして多くの人が集いにぎわうまち」「つながりあい・支えあい・助け合うまち」という5つの柱だ。具体的にどういった取り組みが始まっているかを見てみよう。

魅力あるスポットの情報発信を積極的に支援

5つの柱の一つとして、「歴史的・文化的資産を活かして多くの人が集いにぎわうまち」づくりが掲げられている背景には、「三光神社」「心眼寺」「安居神社」など真田幸村ゆかりの地や、大坂冬の陣の際には徳川家康の本陣があった茶臼山のある「天王寺公園」など、歴史的舞台となったスポットが天王寺区内に多数存在していることがあげられる。また、小説家・織田作之助の文学碑のある「天王寺七坂」、落語の祖といわれる米沢彦八碑のある「生國魂神社」など、文化的なスポットも多い。

天王寺公園
天王寺公園

こうした貴重な資源をもとに、地域住民や地域団体、企業等が、天王寺区の魅力発信につながるイベントを主体的に行ってきたが、これらの注目度をより高めたのが、NHK大河ドラマ『真田丸』の放送だ。『真田丸』の放映を機に、区では歴史的・文化的資源を活用した魅力発信の活動をより積極的に支援している。
そのひとつとして挙げられるのが、「大阪・熊野街道歴史ウォーク」だ。中央区、阿倍野区、住吉区といった周辺区や関係団体と連携し、昨年秋から「大阪・熊野街道歴史ウォーク」を開催している。

PRポスター
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今後は、2022年に没後1400年を迎える聖徳太子ゆかりの魅力スポットである「四天王寺」「愛染堂」などの情報発信も行い、天王寺区のシティ・プロモーションを積極的に展開していく予定だという。

“文教地区”の強みを生かし、各機関らが連携

天王寺区には、大学から幼稚園まで70近くもの教育施設があり、海外からの留学生が学ぶ「日本語教育センター」もあることから、各教育施設が密接な連携を行い、様々な取組みを実施している。
例えば、小・中学生の実践的な英対話力の向上を行うためネイティブ英語講師や世界各国の留学生との交流機会を多く取り入れているが、その交流パートナーとして「日本語教育センター」の留学生も多数参加している。また、将来の地域活動の担い手を育成するため、「天王寺区ジュニアクラブ」を発足し、活動の機会を設けており、多世代間の交流だけでなく留学生との国際的な交流も行っているのだ。

また、公立中学校のサッカー部や柔道部、吹奏楽部、合唱部などにおいて、区内の高校と共に活動をしたり、区内の短期大学教授が小中学生向けの製菓教室を開いたり、小中学生と保育園児とが交流したりと、交流の展開は幅広い。天王寺区では、今後もこういった文教地区としての“強み”を活かした取組みをすすめていく予定だ。

待機児童“ゼロ”を目指したさらなる取り組み

子育て世帯が最も気に掛ける情報の一つであろう「待機児童」の問題。天王寺区では解消に向け、市の関係局と連携し保育園、小規模保育事業所の整備を計画的に進めている。2018(平成30)年4月には新たに認可保育園2カ所と小規模保育事業所1ヵ所が開設されている。

保育園選びのための支援も手厚い。現在、保護者ニーズと保育サービスを適切に結びつけされるようにと「保育コンシェルジュ」を配置し、保護者からの相談に応じている。2018(平成30)年度にはこれをさらに強化。2名体制に増員して出張相談や相談時間の延長も行うこととなった。
また、入所申請時期の前には、保育園や幼稚園などの施設が区役所講堂に集まり、施設の理念やサービスを紹介する「子育て情報博覧会」を開催。博覧会には企業主導型保育施設を含む認可外保育施設も参加しているため、保護者はより幅広い視野を持って園選びをすることができるだろう。

「子育て情報博覧会」の様子
「子育て情報博覧会」の様子

よりよい街に育てるため、区内の団体や企業・事務所と連携

天王寺区では、区内にあるさまざまな団体や企業、事務所等の協力を得て、地域課題の解決や公共の福祉の増進を図っていけるようにと、2017(平成29)年1月から天王寺区サポーター制度「テンサポ」を実施している。これは、それぞれの持つ強みを生かして、協力できる時期に協力できる範囲内で区の事業を支援してもらおうというもので、これまでにも、「テンサポ」のロゴのデザイン製作や、「区民まつり」における天王寺区のマスコットキャラクターのパンの製造販売などが実践されてきた。
2018(平成30)年4月11日現在で参加団体は43団体。安全・安心のまちづくりや、子育て支援や未来人材の育成、まちのにぎわいづくりなど、さまざまな分野で登録されており、今後も企業の発展と地域の活性化の相乗効果が期待される取り組みだ。

制度を活用しデザインされた「テンサポ」のロゴ
制度を活用しデザインされた「テンサポ」のロゴ

「LINE@」を活用した“プッシュ型”情報発信の強化

情報発信強化の取り組みとして、天王寺区では2017(平成29)年7月より「LINE@」を活用した情報発信も開始している。これまでも、広報誌の充実やFacebook、Twitterなどの媒体を用いた情報発信を行ってきたが、利用者がわざわざ取りに行かなくても情報が入って来るプッシュ型のサービス「LINE@」に着目しての実施だ。既に、子育て層など比較的若い世代を中心に、イベント情報や緊急情報などの発信で好評を博している。天王寺区役所の公式LINE@アカウントを「お友だち登録」しておけばいいだけなので、まだの人は是非、活用してみてはどうだろう。

市民に役立つ情報満載の「天王寺区役所LINE@アカウント」
市民に役立つ情報満載の「天王寺区役所LINE@アカウント」

情報協力:大阪市天王寺区役所
※この情報は2018(平成30)年5月時点のものです。