高槻市で叶えられる、安心・充実の子育てサポート「高槻市立子育て総合支援センター」

現市長の最大の施策目標として、子育て関連の環境整備を推進している高槻市。近年、官民の垣根を越えて様々な取り組みを行い、そのプロモーションや計画実行成果には目を見張るものがある。自然にも恵まれ、公園や寺社、遺跡も多い。都心部の駅周辺は商業施設等が整っており、利便性も高い。そんな高槻市の重要施策とされている子育て支援の拠点となっている「高槻市立子育て総合支援センター(カンガルーの森)」 にて、「高槻市子ども未来部」の万井部長と矢野所長代理にお話を伺った。

高槻市は、子育ての取り組みに本気です

子育てに関する本の閲覧や貸出、情報交換などができる交流ロビー
子育てに関する本の閲覧や貸出、情報交換などができる交流ロビー

――まず、初めに高槻市の待機児童解消に向けた取り組みを教えてください

万井部長:高槻市は「子ども子育て支援新制度」に基づいて、『高槻市子ども・子育て支援事業計画』を立て、待機児童対策もその中に盛り込んでいます。子育て・教育は市長がいちばん力を入れている事業で、高槻市は厚生労働省報告基準では、2014(平成26)年度から3年連続で待機児童ゼロとなっています。

高槻市としては、親の就労形態に関わらず入園できて、0から5歳児までを受け入れられる保育所と幼稚園の機能を併せ持った「認定こども園」と、国の施策で言うところの”小規模認可保育所”という位置づけになる、0から2歳児を預けることができる「小規模保育施設」を増やしていく目標を立てています。現在、高槻市には「認定こども園」は公立・私立を合わせて15施設、「小規模保育施設」は21施設と、大阪府下のなかでも多く整備されているところだと思います。

また、全国的に見てもあまり例のない「臨時保育室(高槻市立)」も設けています。この臨時保育室は産休や育児休暇が終了して働きに出たいけど預けるところがなかったり、市外からの転入などで、年度途中からの保育の受け入れ先として設置したものです。こうした取り組みをこれからも将来に向けて続けていき、子育て世代がより住みよい魅力のある街にしていこうというのが、大きな目標となっています。

お話を伺った万井部長(右)と矢野所長代理(左)
お話を伺った万井部長(右)と矢野所長代理(左)

――待機児童の問題が深刻化しているところが多いなかで、その取り組みが成果を上げているのは素晴らしいですね

万井部長:これは高槻市だけでなく、全国的に見られる傾向なのですが、生まれる子どもの数はそれほど変わらないにも関わらず、0、1、2歳の保育ニーズが上がり続けているのです。待機児童の数もそこに集中しているわけですが、逆に3歳から5歳までを見ると定員割れを起こしてきている施設もあります。

今まで家庭で子育てを行っていた層が、それができなくなってきていたり、転入や転出、施設配置などいろいろな理由があります。こういうミスマッチを増やさないために、親の就労状態に関係なく、純粋に子どもが通うことのできる施設(認定こども園)としての再編を進めていこうとしているところです。国も認定こども園を推し進める方針を推奨していますが、高槻市では他市に先駆けて、これを進めてきました。

センター外観
センター外観

――子育てに関して高槻市独自の取り組みなどがありましたら教えてください

万井部長:なかには高槻市独自と限らないものもありますが、子育て関連で力を入れているもので言いますと、先ほどもお話した「臨時保育室」は、高槻市が特化した施設と言えると思います。

万井部長:待機児童のお話のなかで、家庭で子どもを育てておられた層が、それができなくなってきている、という部分がありましたが、家庭で小さなお子様を育てておられるお母さんの精神的な負担の軽減を図るという目的で作られたのが、この「高槻市立子育て総合支援センター(カンガルーの森)」です。

たくさんの親子が集う
たくさんの親子が集う

0歳から18歳未満までの子育てについてのいろんな相談ができる「児童家庭相談事務所」という面も併せ持っています。広い屋内プレイルームや工作室、ベビールーム、絵本コーナー、砂遊びが楽しめる中庭があり、ここに来れば他のお母さん方と顔を合わせたり、雨の日でも子どもを連れて遊びに来て過ごせる施設です。2階にあるクッキングコーナーでは離乳食や幼児食の調理実習を行い、食育についても学べます。この施設は北摂エリアでは最大級の子育て施設となっています。

最近”イクメン”という言葉がありますが、育児をするお父さんを応援するということで企画された「プレパパ教室」や、産前・産後のママサポートなども力を入れている部分です。

矢野所長代理:子育て支援情報を発信しているWAIWAIカフェでは子育てをするファミリーに便利な、高槻市の施設や催しの案内を行っています。
WAIWAIカフェ:http://www.city.takatsuki.osaka.jp/waiwaicafe/

離乳食や幼児食の調理実習を行うクッキングコーナー
離乳食や幼児食の調理実習を行うクッキングコーナー

――イクメン応援について詳しくお聞かせください

万井部長:「たかつきイクメンブック」という冊子を母子手帳と共に配布させて頂いておりますが、この冊子にはお母さんが妊娠してから、出産、赤ちゃんの世話や知っておくべきことなど、様々なHow toが載っています。高槻市のホームページからダウンロードすることもできます。「プレパパ教室」は読んで覚えるだけでなく、抱っこの方法やおむつの変え方などの実習体験のできる教室になっています。参加費は無料で、偶数月の第4土曜日に開催します。

「産前・産後ママサポート事業」は、子育て経験のあるヘルパーさんを派遣して家事や育児のお手伝いをするというもので、こちらも利用は無料となっています。「産前・産後ママサポート事業」は、日中に手伝ってくれる親族がいないなどの条件と、一日の時間と回数などの制限はあるのですが、頼れる人がいないというお母さんには、とても心強いサポートになると考えています。
たかつきイクメンブック:http://www.city.takatsuki.osaka.jp/scene/ninshin/ninshin/1459224740145.html

工作室
工作室

――教育面や医療面での取り組みなどがありましたら教えてください

万井部長:子どもの医療費の助成は所得制限なしで中学生卒業までと、フォロー内容は大阪府内でも手厚いレベルです。不妊・不育症の治療費も所得制限なしで助成しており、これは大阪府内では初となります。妊婦検診費用は12万円分までを助成しており、こちらも全国でもトップクラス、大阪府内では最高額となっています。

救急医療では、「高槻島本夜間休日応急診療所」があり、365日体制で高槻市内の医療機関の外来休診時間帯をほぼ100パーセントカバーしています。また、患者が急変して重篤化した場合などには併設の「大阪府三島救命救急センター」と連携するなど、切れ目のない体制を確保しています。

絵本コーナー
絵本コーナー

教育面では「学びup講座」として民間企業と連携して土曜日学習を無料で行っています。子どもひとりひとりに合った学習計画・学習指導を隔週土曜日、年間24回を教材を含め無料で提供する取り組みです。また、小学校では全学年で一学級35人以下の小規模人数制を実施し、教師の目が全ての子どもたちにしっかりと行き届くようにしています。

「まちごと子ども図書館」は市立図書館を中心に、学校図書館や公民館等の公共施設とのネットワークを構築し、市内全体を一つの図書館と捉えることで子どもたちの読書環境を整備していこうとする取り組みです。「関西大学 高槻ミューズキャンパス」の一階には、中央図書館の分室となる「ミューズ子ども分室」が設置されています。私立大学内に公共施設が入ることは全国的にも珍しいことで、高槻市では官民一体となった取り組み・施策を実施しています。

万井部長:また、大阪府内の公立中学では学校給食を実施しているところは少ないですが、高槻市は全校で学校給食を実施しています。

“みらい”を育てる価値は無限大

子どもたちに大人気のプレイルーム
子どもたちに大人気のプレイルーム

――今後、子育て関連での事業で、どのようなことに取り組んでいく予定でしょうか

万井部長:いちばんの目玉になっているのが2019(平成31)年に開設予定になっている「(仮称)高槻子ども未来館」の整備です。事業概要としては、子どもを対象とした防災機能も有する施設を作ることによって、子育て支援機能の強化を図るとともに、子育て世代を中心とした定住人口の増加を目指すというものです。同時期に完成予定になっている広大な敷地の「安満遺跡公園」と一体化して建てられることになっており、子ども未来館の敷地だけでも0.6ヘクタールの面積になります。

この子ども未来館には1階に「市立高槻保育所」の移転先となる、「認定こども園」や「病児保育施設」、「休日一時預かり保育施設」、「臨時保育施設」も入る予定です。2階には乳幼児期の健康診査や保健指導が行える、母子に特化した母子保健センターが整備され、3階には子育て人材育成を行なうための研修・研究施設が作られます。

また、この子ども未来館に隣接して関西では最大規模となる「子どもの遊び」をテーマにした全天候型「子どもの遊び施設」も建設されます。こちらは民間企業の「(株)ボーネルンド」に参画してもらい、事業を進めることになっています。この計画が全てというわけではありませんが、これひとつをとってみても、高槻市の子育て環境整備の気合の入り具合を感じて頂けるかと思います。

つながろう 人と街と 高槻と

砂場や遊具もある中庭
砂場や遊具もある中庭

――今後、高槻で子育てをしようとしている方へメッセージを頂けますでしょうか

万井部長:高槻市は北に行くと田園風景が広がる自然豊かなエリアが広がっています。一方、JR「高槻」駅周辺は商業施設、大学のキャンパスなど多彩な施設が集まり、賑やかな街並みとなっています。JR「高槻」駅から「大阪」駅まで約15分、「京都」駅までは約12分と通勤・通学にも便利なロケーションになっています。

なによりも今日のこのインタビューで、子育て環境の充実についても理解していただけたのではないでしょうか。ぜひ、高槻という街で日本の未来の子どもたちを、元気に活力いっぱいに育てていただければと応援しております。

高槻市で叶えられる、安心・充実の子育てサポート「高槻市立子育て総合支援センター」
高槻市で叶えられる、安心・充実の子育てサポート「高槻市立子育て総合支援センター」

高槻市子ども未来部

部長 万井勝徳さん
所長代理 矢野雅哉さん
■高槻市立子育て総合支援センター
所在地:大阪府高槻市北園町6-30
電話番号:072-686-3030
開館時間:9:00~19:00(プレイルームは10:00~17:00)
URL:http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kakuka/kodomo/kosodat/
※この情報は2017(平成29)年5月時点のものです。