静かな町並みと社寺や歴史的な跡地が点在する落ち着いたエリア

大阪府大阪市阿倍野区コラム

歴史のある地として名所・史跡が多く、また、古くから大阪南部の交通の要になってきたため、住宅・商業の町として発展してきたエリア。個性豊かな商店街や店舗もありながら、閑静な住宅街として知られている。緑にあふれた公園が点在しているほか、エリア周辺には、各種の交通機関が集結した「天王寺」駅や高層ビルや大型商業施設があるため、休日のレジャーやショッピングにも便利。暮らしやすい雰囲気があるエリアと言えるだろう。

歴史・文化に縁のある静かなエリア

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阿倍野区は大阪市の中心からやや南部にあり、上町台地の高台に位置している。阿倍野区の北に隣接している天王寺は梅田周辺の「キタ」、難波周辺の「ミナミ」に次ぐ繁華街で、賑やかなイメージがあるが、阿倍野元町はそこから少し離れた閑静なエリア。安倍晴明に由来ある神社が点在するほか、梶井基次郎など、著名な文豪ゆかりの地であり、文化・文教のまちとして発展してきた歴史がある。 

さまざまな歴史を残す、重要なエリア

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弥生時代から歴史が始まったされる阿倍野の地名は、いくつかの説があるが、かつてこの地を治めていた豪族、阿倍氏に由来するといわれている。阪堺電気軌道上町線「東天下茶屋」停留場近くに建つ「阿倍王子神社」は阿部氏の氏神とされている。また、平安中期頃から上皇や貴族の間で「熊野詣で」が流行し、熊野街道が整備されているが、「阿倍王子神社」は大阪府に唯一現存する熊野権現の王子社でもある。「王子」とは、京都から熊野に至る街道の途中の休憩と遥拝のため場所をいみしており、この周辺もたくさんの人で賑わったと思われる。

また、「阿倍王子神社」の北には、平安時代の陰陽師として知られる安倍晴明が誕生したとされる「安倍晴明神社」がある。「安倍晴明神社」は明治時代に一度衰退したものの、大正時代に「阿倍王子神社」の末社となり、1925(大正14)年、現在の社殿が完成した。第二次世界大戦時、焼夷弾が落ちたが不発だったことに由来し、災難除けの神社として知られるようにもなり、今でも多くの参拝者が訪れている。阿倍野元町周辺は、高台にあって風景が良かったことから、明治中期に住宅地として注目を集め、人口の増加による交通網の発達や、閑静な環境から、大正時代には学校適地とされ、市内の有名校が移転してきており、文教エリアとして発展、多くの逸材も世に送り出している。

 

大阪市内へのアクセスのほか、各方面の遠方へのアクセスも良好

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エリア内にある阪堺電気軌道上町線「東天下茶屋」停留所から、約7分で「天王寺駅前」停留所まで行くと、各方面へアクセス可能な「天王寺」駅へ乗り換えができる。「天王寺」駅には、JR大阪環状線、JR大和路線、JR阪和線、地下鉄御堂筋線、地下鉄谷町線が乗り入れているほか、近鉄南大阪線の「大阪阿部野橋」駅も隣接しているため、大阪市内でも有数のターミナルを日常的に利用することができる。

特に地下鉄御堂筋線は「難波」駅や「梅田」駅、「新大阪」駅を通過する便利な路線のため、大阪市中心部への移動はもちろん、東海道・山陽新幹線の利用もスムーズになり、遠方へのお出かけにも便利。「天王寺」駅からは「関西空港」行きの特急はるか号や関空快速が出ているほか、「大阪阿部野橋」駅からは「大阪空港(伊丹空港)」へ向かうリムジンバスがあり、飛行機移動をする場合のアクセスも良好になる。

 

日常生活の買い物に便利、少し足を伸ばせば大型商業施設でのショッピングも可能

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阿倍野元町は買い物の魅力も多くある。地域に根付く「王子本通商店街」をはじめ、「むつみ商店街」や「王子商店街」が近く、さまざまな買い物ができる。毎日の生鮮食品の買い物には「デイリーカナート晴明通店」が便利で、生活必需品も購入できる。エリア内には個性あふれる雑貨店や専門店も点在し、楽しい日常が送れるだろう。エリアから北へ少し足を延ばした「天王寺」の周辺には「あべのハルカス」や「天王寺MIO」、「あべのキューズモール」など、大規模ショッピング施設が集まり、休日のショッピングを気軽に楽しむことが可能だ。

 

文化・教育の歴史がある文教エリア

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阿倍野元町エリアの周辺は、多くの文豪ゆかりの地でも知られている。日本三大随筆とよばれている『徒然草(つれづれぐさ)』の作者、吉田兼好は兼好法師とよばれた後、この地に住んでいる。「聖天山公園」内にある「正圓寺」の境内には、「兼好法師の藁打石」と「兼好法師隠棲庵跡」の碑が建っている。また、『檸檬(れもん)』で有名な小説家、梶井基次郎も1931(昭和6)年に、このエリアに住み、ここで生涯を閉じた。このように、周辺は古くから歴史ある文教エリアとして親しまれている。

現代においても、教育・子育てがしやすいエリアには、「松虫幼稚園」、公立の「大阪市立阪南保育所」、私立認可の「せいあい保育園」など、幼稚園や保育施設が揃い、子育ての場としても恵まれた環境が整っている。また、「阿倍野区子ども・子育てプラザ」では、子育て関連のイベントが随時開催されているため、子育て家庭には嬉しい生活環境といえる。 

気軽に遊べる公園が点在。親子の憩いの場所としても利用できる

北畠公園
北畠公園

緑に親しめる場所や公園が点在しているのも、このエリアの特徴となっている。エリア周辺には「聖天山公園」や「北畠公園」など、散策や子どもの遊び場に適した公園が揃っている。「晴明通児童遊園」も気軽にできる。少し足を延ばせば、1909(明治42)年に第5回内国勧業博覧会の会場跡地を整備して開園した「天王寺公園」もある。公園内には、国内で3番目に古く、全国有数の規模を誇る「天王寺動物園」、中国や日本のコレクションを多数所蔵している「大阪市立美術館」、広大な芝生広場を中心に、子どもの遊び場やカフェを併設している「てんしば」などの施設があり、親子で1日楽しめる。